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WEB・ブログのアクセス数を上げるライティング本「沈黙のwebライティング」

自分が勉強したことのうち、ネットにあまりまとめられていないこと、専門的過ぎて説明がわかりにくいものを少しずつ記事にして、自分の記憶への定着を進めるかつ、人の役に立てば、というのが当ブログの主旨のつもりでやっております。

 

そんな当ブログも最近ありがたいことに、ぼちぼちアクセスが上がってきました、、、が割と短期間でもっとアクセスが多いブログもいっぱいあるわけで、「羨ましいのう」と指をくわえてみております。

 

そこで、「アクセスを増やすブログの書き方」的な本を数冊読んでみましたが、中でもお勧めしたくなったのがこの本です。

 

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—

  • 作者:松尾 茂起
  • 発売日: 2016/11/01
  • メディア: Kindle版
 

見た目とタイトルから漂うイロモノ臭とは裏腹に、正統派かつ実践的かつ励ましになる一冊でした。

 

徹底的に読者と検索エンジン側に立つ

これは偏見なのですが帯に書いてるような「SEO対策」というと、たまーにwebを放浪していると出てくるキーワードだけをちりばめたような検索で引っかかるためだけの中身の全くないwebページが頭に浮かんでしまって、いいイメージを持っていませんでした。

 

しかしながら、これは全くの偏見で検索エンジンの性能向上を考えると、検索上位に出てくるページというのは確かに答えてほしい疑問にわかりやすく答えてくれるものがほとんどです。並々ならぬ努力がつまったページが多数あります。

 

ただ、ものによっては、検索者が答えてほしい問いと合致しないときもある。この本で大切にされていることのうち特に印象的だったのは、検索して(もしくはリンクから飛んで)やってくる読者が一体どんな背景でどんな問いを持っているのかを深く掘り下げろ、という点です。

 

本書中にはマインドマップを使って読者の疑問をとにかく抽出し、それに合わせた記事を書くことを説明しています。実際のマインドマップはこんな感じです。

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(沈黙のwebライティングp.67より引用)

たったひとつの記事であっても膨大にアイディアが出されており、いかに読者について強く意識するかが重要視されています。

 

また、役立ちツールも所々で紹介されています。「Googleキーワードプランナー」は使ったことがなかったのですが、あるキーワードについて大まかな検索数と関連する検索ワード、さらに検索上位になるとどの程度収益が見込めるか(思わず食いつきたくなる)まで表示してくれます。

リサーチツールを使って適切なキーワードを選びましょう | Google 広告

Google広告に登録しないと使えないという面倒さはありますが、すでに色々google analyticsなども使っているのでそこまで大変さはありませんでした。

 

 

絵柄とかストーリーが濃すぎるゆえに伝わるモノ

表紙の通りの濃い絵柄と、アドベンチャーゲーム風に進んでいく暑苦しいストーリーがあり、「これ必要なのかな」と最初思ったのですが、「温泉旅館のwebサイトの予約を増やす」という一つの事例を通じて学べる点巧みな例えが頭にしみ込んでくる点、さらにページ数が多いのですがさらさらと読めるところが優れていました。

 

先ほどの「読者を意識する」という話では、登場キャラのバンドが「ファン」を意識しないがゆえに人気が落ちていった様子が描かれます。自分の信じる個性を重視することと、相手を意識することは両立することは難しいものの、相手を意識しなければ伝えようとすること(webライティングも音楽も)に意味がなくなってしまう、ということを適切に伝えてくれています。割とネタまじりのストーリーなので人によっては合わない方もいるかもしれないですが、十分楽しめました。

 

自分のブログに立ち返る

で、自分のブログはどうなのか。この本を読んでから(?)アクセス数は有難いことに、それなりに上がっているもののまだまだ良い日でも100PV/日いかないくらいです。

Google analyticsをみても検索流入は1/3くらいで、その中でも検索キーワードが出てくるのはごく一部なので、いまいち読者層がつかめないとこです。もっと解析力を上げるべく、解析ツールの使い方は調べなおしてみたいところ。

 

前述のように、読者の視点にきちんと立つことSEO対策にもつながり、アクセス数upにつながります。そうした有用な記事はただ書きたいことを書けばよいというわけでなく、アクセス数の多いブログの方々は読者のことを考えて、努力されているんだなというのが身に染みました。

 

ちなみに当ブログでいまだに最も検索流入してくるのは2年前に書いた、大したことの書いていない「第二言語習得論 インプット仮説」の話(汗)。でも、この記事のもとになった本は第二言語の習得理論を科学的に書いていて、よくある英語勉強法の個人体験談に比べたらはるかに説得力があります。言語学も英語の学習も個人的に興味は惹かれる分野なので、そのうちまた掘り下げてみます。

 

他、読んだ類書も簡単に紹介。

 

今日からはじめて、月10万円稼ぐ アフィリエイトブログ入門講座

今日からはじめて、月10万円稼ぐ アフィリエイトブログ入門講座

  • 作者:鈴木 太郎,染谷 昌利
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: Kindle版
 

  当ブログもこのAmazonの商品紹介とかgoogle adsenseとかアフィリエイトは一部使ってます。ブログ書いて儲かるならそんな美味しいことないな、と思ってましたが、そこまで世の中甘くありませんでした(笑)。様々なテクニックの他、書く内容も当然ながら何でもいいわけではないですね。この本は「ブログ飯」(=ブログ収入で飯を食う)の本を書かれた方が最近出された本です。どちらかというとブログを始めようという段階で読む本で、今読むには、すでに知っていることが多かったです。ただ、これから始める人にはまず第一にお勧めしたい本です。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

  • 作者:古賀 史健
  • 発売日: 2012/01/26
  • メディア: 新書
 

 これは文章そのものの技術を上げるための本。ベストセラーとなった「嫌われる勇気」のライターさんが書いたものです。映画の編集になぞらえながら(それが全てではないのですが)文章を作り上げていく方法を解説していっており、映画好きとしてはツボでした。

 

武器としての書く技術 (中経出版)

武器としての書く技術 (中経出版)

  • 作者:イケダ ハヤト
  • 発売日: 2013/06/27
  • メディア: Kindle版

 月50万円稼ぐ!というのがパワーワードですが、これはWebで書く文章に強く焦点を当てたライティング本です。アドバイスにあまりに愚直に従うと、どちらかといえば、強く目を惹くだけのWebに典型的なあおり記事のようになってしまいそうで、ちょっと好みではなかったですが、記事を読んでもらえないことには始まらないので、これもまた大事なことだとは思います。

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