ここ1カ月、毎日ブログを続けてみました。3カ月くらい前からはぼちぼち書いていたのですが、意識的・習慣的に書くようにしたのは最近になってからです。
自分が感じた良かったことなどを振り返ってみます。
目次:
文章をまとめる能力が上がった(気がする)
普段これまでは文章をここまで書く機会は多くなかったので、そのたびに苦労していしたが、文章をまとめる能力は多少なりとも上がった気がします。
今までは医学的なことを学会でまとめて発表するのみでしたが、それ以外の内容もまとめるのは新鮮でした。
文章の質が評価されているわけではないので、決して本当にきちんとした文章を書く能力が上がっているかはかなり疑問の余地がありますが、頭の中にあるぐるぐるしたものを人に理解できる言葉の形にする、という意味では最低限のことをやり始めることができたとは思います。
読書力が上がった
アウトプットを前提とすると読書の記憶力や意欲も上がります。普段自分がアウトプットする機会のある医学的知識は別にそこまでしなくても必要性がありますし、記憶せざるを得ない部分があるのでやりますが、それ以外のすぐ使わない知識はどうしても記憶しにくいところがあります。それを記憶することがうまく促されたように思います。
以前紹介した樺沢紫苑著『読んだら忘れない読書術』やDaiGo著『知識を操る超読書術』でもこれは触れられています。
自分が大事だと思う内容がどうしたら人に伝わる形になるのか、それを考えつつ読むことで、以前よりも内容を深く理解しようとするようになったと思います。
また、ブログの更新に合わせて継続的に読書をすることができています。毎日読んではアウトプットする習慣をつけることができました。
3カ月ほど前のときは、習慣がついていなかったので、内容を探すのにも苦労していましたが、今は以前ほど内容を探したり、考えることに苦労しなくなりました。
習慣は「時々やるより、毎日やるほうが実は簡単」ということや、「習慣化すると迷わなくなるのであんまり精神的な負担はない」ということは習慣化について書いたこの本にも書いてありました。習慣というのは一度ついてしまうと心強いものです。
他のブロガーさんの記事を参考にする
他のブロガーさんの記事を読むことも、読書力・文章力に影響してきます。
単純に「こんな本やこんなモノ、こんな考えがあるのか」と知識が増えるということもありますし、 文章の書き方で読みやすさ、理解しやすさを感じ取ることもできます。
長期にわたってブログをやっている人はやっぱりかなりの知識の積み重ねが感じられます。そうあってみたいものです。
やっぱり気になるアクセス数
自分の学習内容をまとめるログだからまあいいか、、、と思いつつアクセス数はついつい頻繁に確認しがちです。
結構上がったり下がったり変動が大きいので、振り回されちゃいかんなと思うのですが。心構えとして平均への回帰(regression to mean)を意識するようにしています。
平均への回帰とは遺伝学者かつ統計学者のフランシス・ゴルトンが発見した現象です。あるデータを集めていったときにその数値は上下しつつも平均に徐々に近づいていくという現象を指します。
行動経済学者のダニエル・カーネマンは自身の空軍での経験をもとにこの現象を語っています。ある上官がパイロットが訓練で良い成績をおさめたときに、ほめるとその後成績が下がり、悪い成績をおさめたときに叱ると、成績が上がる、という傾向があり、「ほめると成績が下がり、叱ると成績が上がる」という自説を持ちました。これはそのパイロットが平均より良い成績を収めた場合、その後平均に近づくように悪い成績をとる可能性が高い=平均への回帰、という現象を表しています。なので上官が考えた自説は間違い、というわけです。
これをあてはめるとブログでアクセス数が平均より上がったあとは必ず下がるのは仕方ないね、と思ってます(笑)まあ実際新しく足した記事がすごく伸びればそんなこともないのですが。
あと、はてなブログのアクセス解析は正確ではないこともあるようです。詳しい理由まではよくわからないですが、確かにGoogleアナリティクスとの乖離があります。Googleアナリティクスを時々みつつ、参考にしています。
どこまで続くか分かりませんが、一般にブログを長期間続けるのは至難の業のようなので、今後も頑張ってみたいと思います。
コメントを残す