本日のNHKニュースのトップにこちらの記事が。
以前にmoderna社のmRNAワクチンの紹介をしましたが、ファイザーとビオテックでも同様にRNAワクチンの開発が進んでいたようで、第3相試験に入っているようです。
臨床試験の詳しい情報はアメリカの臨床試験の公式サイトに登録されています。
前回の試験とほぼ同じくらいの規模(29481名)の試験ですね。前のものは年齢上限はなかったように思いますが、今回は18歳~85歳。妊婦や授乳婦や小児が除外されているのは同じですね。まず一次結果解析が来年の8月ということで、早いことに期待がもてます。
さらにニュース記事中に来年6月までに日本は6000万人分(!!)の供給を受けるとのこと。これはうれしい話です。平成28年の厚生労働省のデータをみても医療従事者は大体全体で300万人程度なので、ここは全員分余裕をもって、いきわたりそうです。
平成30年版厚生労働白書 資料編 I 制度の概要及び基礎統計 2 保健医療 (2) 医療提供体制|厚生労働省
あとはどう割り振るかですが、介護従事者や高齢者もある程度の人数まではいけそうですね。
ただ、中和するための抗体が上がるものの、ワクチンに実際どこまでの効果があるか(重症化をどこまで防げるか、感染率はどの程度落ちるのか)が大事なので、今後の動向が気になります。
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