内科医が知っておきたい精神科のエッセンス『状況別に学ぶ内科医・外科医のための精神疾患の診かた』
ちょっと前に楽天お買い物マラソンで買い漁った積読本を読み進めてます。 医学書なので臨床医向けですが、おすすめです。 頻度から考えると普通の内科・外科でも十分精神疾患の方に出会うと思うのですが、脳神経内科をやってい...
ちょっと前に楽天お買い物マラソンで買い漁った積読本を読み進めてます。 医学書なので臨床医向けですが、おすすめです。 頻度から考えると普通の内科・外科でも十分精神疾患の方に出会うと思うのですが、脳神経内科をやってい...
久々に医学書を買いました。 需要の少なさからなかなか感想を書く人もいないと思うので、せっかくなので感想を書いておきます。 リンク 脳梗塞の患者さんをみるときに基本的に高齢者が多いので合併疾患があることもよ...
2017年の統計応用問3で出ていた問題が、サイモンの2段階デザイン(Simon’s two-stage design)と呼ばれる、早期中止を含めた2段階のランダム化比較試験デザインでした。 抗がん剤の第2相試...
引き続き生存時間解析の話ですが、2019年の過去問ではRMST法の問題が出ていたので、期待値と分散の導出について簡単に説明します。 RMST法ってそもそもなんやねんということは過去に一度記事を書きました。 mediboo...
生存時間解析の勉強を進めて、今回はCox比例ハザードモデルについて過去問に対応できるように知識をつけていきたいと思います。 ハザード関数と生存関数の知識が前提に必要なので、わからなかったらこちらをどうぞ。 mediboo...
今回はカプラン・マイヤー推定値の信頼区間を知るための分散の求め方をやってみようと思います。この分散の式はGreenwoodの公式と呼ばれています。 統計検定1級の教本にも紹介されていますし、導出の過程はほどほどの難しさな...
今日も統計検定1級の統計応用・医薬生物学分野について頻出の内容をまとめてみようと思います。 追加した内容は以前まとめた記事に載せていきます。 統計検定1級の出題範囲と過去の記事・お役立ちサイト・参考書をまとめてみた【統計...
統計数理もだいぶ勉強は進んできたのでぼちぼち統計応用の分野の勉強も進めようかと思っています。 そこで2018−2019年の過去問をようやく買ってみて統計応用・医薬生物学分野をみてみたのですが、思った以上に難しそうでした、...
久々に脳神経内科・脳外科専門の話題を書きます。 つい先日1月19日付でJAMAに(しかもJAMA Neurologyとかでもなく)脳梗塞に対する脳血栓回収vs脳血栓回収+tPA療法のRCTが2本載ってました。しかも1...
昨年11月NEJM誌に出た「生体弁に対するDOAC vs ワーファリン」のランダム化比較試験を読みました。 Rivaroxaban in Patients with Atrial Fibrillation and a B...
臨床推論を考える上で欠かせないのが、感度・特異度/陽性尤度比・陰性尤度比を調べる診断研究です。そこに関わるspectrum bias(スペクトラムバイアス)とverification bias(検証バイアス)について、日...
研修医の先生と抄読会をしていく中で、論文内の統計的な内容について批判的な話をしていると(例えばprimary outcomeがソフト/ハードエンドポイントがぐちゃぐちゃに混合されてるとか)こんな風に言われました。 「...
前回メタアナリシスの欠測データの問題点について書きましたが、RCTの論文で実際に欠測データがどうなっているのか、例を一つ見てみます。「欠測データがどんなもので、どう処理されているのか」に注意することは結果の解釈に大きな影...
前回記事に引き続いて、メタアナリシスの解釈について読む側の視点でまた少し掘り下げてみたいと思います。 前回記事はこちら medibook.hatenablog.com 今回は欠測データの話です。欠測データがメ...
ランダム化比較試験で非常によく出てくるCox比例ハザード回帰モデルですが、その概念って結構理解しづらいように思います。数式だけの説明だと分かりにくいし、なしだと何となく理解できてるのかもやもやする感じになる(あと欠点やモ...
実際の論文をみて学んでみる記事シリーズです。今回は統計というより論文の読み方に近いかもしれません。ランダム化比較試験に対して、批判的な目を養おうということで、結果の信頼性について具体例を通じて、批判的にみる練習をしようと...
今回の記事ではメタアナリシスにおける異質性の評価について説明していきます。 メタアナリシスを読む上で、研究ごとの異質性が取り扱われているか、そしてそれが小さいのかどうかはチェックしておきたい項目です。非常に簡単な異質...
今日は専門の話ですが、脳神経内科医に実用的で面白い論文を読んだので紹介します。 アメリカの脳神経内科学会であるAmerican Academy of Neurologyの出すNeurology誌の中でのNeurol...
先日出したケースレポートが無事にrejectされました(泣 英文の症例報告はまだまだ初めてであり、超大手ジャーナルだったので、仕方ないと思ってますが、残念な気持ちにはなりますね。 査読者からも示唆に富むコメントが...
前回の記事からの続きで、ELDERCARE-AF studyを題材にして考えていきます。 実際の医学論文から統計を学んでみるⅡ①-ELDERCARE-AF study/ IPCW法- – 脳内ライブラリアン ...
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