変数変換した場合の上側100%分位点がどうなるかという問題です。
結論から書きますと
確率変数Xの上側100%分位点を\(x_\alpha\)とし、確率変数Yを\(Y=\sigma X+\mu\)と定義した場合、確率変数Yの上側100%分位点\(y_\alpha=\sigma X_\alpha+\mu\)となる。
というものです。では証明を見ていきます。この手の問題は確率Pを表現していくと簡単に変形できることが多いです。
\(P(X\leq x_\alpha)=1-\alpha\\=P(Y\leq y_\alpha)\\=P(\sigma X+\mu\leq y_\alpha)\\=P(X\leq \frac{y_\alpha-\mu}{\sigma})\)
となります。最初の式と比較しますと
\(x_\alpha=\frac{y_\alpha-\mu}{\sigma}\)
となり、変形すると
\(y_\alpha=\sigma x_\alpha+\mu\)
となります。
簡便にサンプルサイズを計算するLehr’s formulaで役立つのでまたそちらの記事は後日書く予定です。
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