検査による確率変動の算出方法 -尤度比と検査前後確率/オッズについて-
医師が診断をするときにどのように その病気らしい/らしくない、を判断していくのか。 具体的な確率で数値化することは情報が揃っていればできます。 ただ診断をつけるときにその疾患である確率を 実際の診療で細かく計算したり...
医師が診断をするときにどのように その病気らしい/らしくない、を判断していくのか。 具体的な確率で数値化することは情報が揃っていればできます。 ただ診断をつけるときにその疾患である確率を 実際の診療で細かく計算したり...
今回は専門の話。 2020.5.1にNeurologyから群発頭痛の発作期治療としての プレドニンのRCTの論文が出ました。 群発頭痛といえば 今まで発作期→再発予防期の薬剤までのつなぎに 酸素投与ぐらいしかなか...
引き続き 実際の論文をみつつ統計の学習してみます。 使用している論文がこちら “Neck weakness is a potent prognostic factor in sporadic amyotr...
さて、ログランク検定が具体的に何をしているのか 掘り下げてみようと思います。 使用している論文がこちら “Neck weakness is a potent prognostic factor in sp...
今回は頭部外傷、低酸素脳症・蘇生後脳症、脳卒中後で 交感神経症状(高体温、発汗、頻脈、頻呼吸)が強力に現れる 症候群についてのreview articleをまとめました。 そもそもそんな症候群を認識したことがなかった...
明けましておめでとうございます。 何だかんだと言いながら伸びに伸びての久々の更新となりました(汗) ちょっとずつ骨のある記事を書くよう今年は精進して参ります。 早速専門領域の話についてまずやっていきます。 一般的には...
今日はESUSの続きについて。再発予防の話です。 参考にされる代表的なstudyとしてはまずWARSS試験(N Engl J Med 2001; 345:1444-1451)があると思います。 2001年のstu...
引き続きESUSについて。 現在ESUSの原因として挙げられるものには以下のものがあります。 ・低リスクの心内塞栓源・大動脈粥腫状病変・腫瘍関連・奇異性塞栓(・潜在性発作性心房細動) 順番に見ていきましょう。 1...
ちょっと調べていたのでたまには医学の話題を。 ESUSという概念は2014年ごろから出てきたもので 原因不明の塞栓性の脳梗塞の話です。 もともと1990年代のTOAST分類において 脳梗塞はアテローム性、ラクナ、...
前回紹介した認知エラーについての元論文はDiagnostic Error in Internal MedicineArch Intern Med. 2005;165(13):1493-1499. doi:10.1001/...
昨日に引き続き、診療におけるエラーのお話。参考文献は「長谷川耕平・岩田充永 内科救急見逃し症例カンファレンス 医学書院」です。 大まかに分けて4つのエラーとそれに従ったタイプがあります。知識→それによる情報収集→情報...
さて、今日は1日救急外来診療でした。うちの病院は他の周囲の病院と同様に研修医と自分たちのような後期研修医さらに上級医が救急対応に当たるんですけどもやっぱり救急外来というのは何でもかんでも来るので本当に入院時には診断が分か...
昨日は結局仕事で更新できずここのところ順調だった連続更新が一旦止まりましたがまあどうにもならなかったので気にせずいきます。 今回は引き続き前回紹介したてんかんの縦断研究の論文の話。 Treatment Outco...
医療系と言っておきながらしばらく触れられていなかったのでたまには今年の読んだ論文について触れておこうと思います。 今回紹介するのはこれTreatment Outcome in Patients With Newly ...
さて今日から神経内科学会が開催されており、北海道に来ております。 脳卒中の講演で話されていたのですが5/16付けのNEJMから tPAの治療適応時間を揺るがす新しいエビデンスが出て来たようです。 ”MRI-Gui...
専門的内容再びです。 書いたりするとより覚えられたりするかなあというところで。 医師は国家試験の他に、認定医や専門医みたいな資格があって 色々試験を受けないといけないんですね。 で、まあ毎度毎度クソ暗記をさせられるわ...
最近のコメント