読書術についての本は以前から
ちょくちょく読んでいたのですが
自分の読書経験もそこそこに増えてきたので
なんとなく自分が正しいなと感じる読書術と
そうでない読書術がわかれてきました。
そこで、今まで読んだ読書術本をまとめて
おすすめを紹介してみようと思います。
ちなみに今まで読んだ読書関連の本は以下になります。
そんなに冊数ないんですが。
最後のほうにリンクも貼っておきます。
「知識を操る超速読術」Daigo
「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑
「読書の技法」 佐藤 優
「レバレッジ・リーディング」本田直之
「本を読む人だけが手にするもの」 藤原和博
「速読日本一が教える すごい読書術」 角田和将
太字の3つが個人的にはおすすめです。
①「知識を操る超速読術」Daigo
テレビにも以前はよく出ていたメンタリストDaigoさんの本です。
エビデンスが大好きすぎる方なので
読書に関する論文の話がわんさか出てきます。
準備→読み方→アウトプットの順で話が明瞭に進められており
非常に読みやすいです。
②「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑
この方も記憶術やら読書術やら何冊も本を出されてますね。
精神科医の方で、Daigoさんほどではないですが
エビデンス多めです。バラエティ豊かな本の読み方と
アウトプットの仕方を紹介しており、自分に合うものを
見つけ出すという点では重宝します。
③「読書の技法」 佐藤 優
全く毛色の違う元外交官の方が書かれた本です。
一時期から佐藤さんの本は、非常によく書店で平積みにされているのを
見かけるようになった気がします。
鈴木宗男事件絡みで逮捕されたり色々あった方のようですが
文系エリートという感じで非常に骨太な論理が展開されており
紹介されている本は正直1冊もわからないながら
大変勉強になった本です。
以下で内容を絡めながらまとめてみます。
読書術の共通点
まず各本の共通点から洗い出してみましょう。
「意味をきちんと理解する速読」はできない
3つの本で共通している主張は
「速読できちんと理解する」ことはできないという点です。
いずれの本も画像のように眺めて、記憶する
速読術の存在を基本的に否定しています。
Daigoさんは科学的なエビデンスを通じて
読んだ時間と理解度には相関関係があることを示し
速読は不可能であるということを説明しています。
樺沢さんは速読よりも深読をして
議論をできるくらいまで内容を深めることに意味があると述べています。
佐藤優さんは、基礎知識のない分野の本を
短期間で読むというのはそもそも無理で
できた、と言っている人は自分の知識のなさを理解できていない
とバッサリ切っています。
楽な道に頼りたくなるのが人間ですが
それはやはり難しいようです。
内容のつまみ食いはok
本を部分的に読むというのは
どの著者もお勧めするやり方のようです。
皆さん微妙に意味合いは違っているものの、大まかには同じで
自分の興味があるところ、知らないところ
そういったところを抜き出していく、と述べています。
これは結局他の部分は知っている、もしくは不要と割り切ることが
できる場合にのみ役立ちます。
そのため、ある程度の知識が必要ではあるものの
それができれば圧倒的に早く多数の本を読みこなすことができます。
朝がおすすめ、運動もおすすめ
「神・時間術」樺沢紫苑著 や
「時間術大全」ジェイク・ナップ著
などの時間管理系の本でも朝の活動、運動が強く推奨されています。
朝は余計な情報が入っていないので、非常に効率よく学習できる ということと
運動後も記憶力・想像力・集中力において効率が大きく上がることが
研究で示されており、ここについては各作者相違なくお勧めしています。
ただどうしても朝は起きられない、朝の活動の時間がない
という人もいるとは思いますので、絶対はないですが
個人的にはかなり朝の活動は気に入っています。
自分の場合大抵4時半~5時半あたりには起きて、勉強をしています。
統計学など普段の仕事と直接かかわりがなく、かつ高度に集中が必要なものは
朝がやっぱり一番お勧めです。
他の時間でやると数時間かかるものも数十分で終わるときもあり
時間効率の重要性を肌で感じます。
アウトプットが重要
外に情報を出すことは自身の情報の整理と記憶の定着の面で
有用性が高いことはみなさん指摘しています。
Daigoさんは説得力のある説明をするためには
如何にエビデンスと専門用語を覚えていくことが重要かを
説いています。
これを簡単な図にまとめて(視覚化)
まとめていくことで、効率的に記憶していくことができると
しています。
また、佐藤さんは少しアウトプットのイメージから逸れますが
自分が分かっているかどうかを自己テストすることが役立つとしており
問題集などを解くことで自身の理解度を試していくことが
理解を上げていくことへの鍵としています。
そうした意味で受験参考書は、著者が他の様々な参考書との
競争原理の中で切磋琢磨してつくられたものなので
質が高いと太鼓判を押しています。
他にも読書ノートとして要点を抜き出したものを
まとめることが多少の時間はかかっても
メリットがあると主張します。
長くなってきたので続きは次回にします。
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