ランダム化比較試験を批判的に吟味するシリーズ、第12回として主要エンドポイント・二次エンドポイントを扱いました。
過去最長の動画となってしまいましたが、じっくり味わっていただけると嬉しいです。二次エンドポイントが仮説探索的なものであるにも関わらず過度に強調されてしまう問題は、臨床試験の領域で非常によくみられる問題です。
あと乗せするような形で薬の有効性を強調しようとして、二次エンドポイントの結果を引き合いに出すことは薬剤をPRするための常套手段ですので、決して鵜呑みにしないよう注意が必要です。
またこちらで解説しているように、薬の安全性という点では逆に十分に見出せないことがあるため、販売後のデータ集積が必須で、新規の薬剤には注意が必要であることもわかります。
次回は複合エンドポイントについて解説し、エンドポイント編は一旦終了の予定です。動画を作るのも毎回かなり時間がかかっているのでまた先になってしまいそうですが、また少しずつでも作業を進めていきます。
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