NHKの「100分de名著」をオススメしたい

さて、ここ最近色々本を買いあさってたんですが、1冊ずつ紹介記事を書くのは結構骨が折れる(というか終わらない)のでライトにまとめて紹介していこうと思います。今回は「100分de名著」というNHKのテレビ番組の本を紹介します。

 

目次:

 

100分de名著とは

「100分de名著」というNHKの番組をご存知でしょうか。

 

タイトルの通り100分間で過去の名著(特に難しいやつ)を紹介する番組です。公式サイトはこちら。

100分 de 名著

 

これがまた面白くて分かりやすいんですね。対象が一般の事前知識のない読者を想定しているので、テキストだけ買っても分かりやすくて、入門書としてうってつけなんです。以前にニーチェの記事でも紹介しました。

 

『ツァラトゥストラ』の100分de名著のテキストはこちらでも紹介してます。

medibook.hatenablog.com

 

今まで哲学関連の本などで「~入門」という本を結構買ってきましたが、当たり外れが強いと思います。入門する人が「ある程度周辺の専門分野」を知っているのかどうかで全然違うのですが、その辺まで考慮している本としていない本があります。立ち読みできれば一番いいのですが、最近は外出もしにくいですよね。Amazonなどで一発購入となると、買ってから「全然わからん」となることが出てきます。

 

そこで、比較的当たり外れがないのがこの100分de名著シリーズです。読んだ本を紹介します。

 

ルソー『エミール 』

ルソーはフランスの哲学者で1712-1778年に活躍しています。今まで知りませんでしたが、『エミール』というのは一人の子どもを育て上げる教育書だったようです。当のルソー自身は子どもは何人かいたものの、全て女の人任せにするという中々な父親だったようですが、そんなルソーが考える理想の子育て像が描かれています。

 

この本が面白いのは1700年代の教育書なのに、現代に通じる部分もあることで、自主性を重んじ、社会から少しずつ学ばせるというところは着目するに値すると思います。、、、といっても直接この本を読んだわけではないのですが(笑)

 

ルソーの人生も学びつつ、教育について考えさせられる一冊です。

 

 カント『純粋理性批判』

内容がそもそも難しいカントの純粋理性批判ですが、図も使われており分かりやすくカントの思想の肝について学ぶことができます。悟性とかカテゴリーとかアンチノミーとか独特の用語と、その関連性が複雑なカントなので、一つの図があるだけでも大変ありがたいですね。以前の記事で紹介した『カント入門』よりこっちを先に読んだ方がさらに分かりやすそうです。なぜカントの思想がそれまでのヨーロッパの哲学を大きく変えたのかが伝わります。

 

サルトル『実存主義とは何か』

J.P.サルトルはフッサール、ハイデガーの流れをくむとされており、実存主義(最初は否定していたけれど) を名乗った哲学者です。講演内容を本にしたものがもともとで、サルトルという人がどのような人であったかとその思想を説明します。ところどころの概要はつかめるのですが、サルトルの主張自体が概念を固めにくいのか、「本質がどこ」というのがちょっと分からなかったです。あまり他のサルトルの本や解説書を自分が読んでないためかもしれませんが、、。それにしてもとんでもなく自由を体現する人であったことは良く伝わります。

 

ブッダ『真理のことば』

仏教の祖ブッダの言葉をかみ砕きつつ紹介しています。ブッダが面白いのは『サピエンス全史』でも述べられていた気がするのですが、他の宗教とは少し違うところで、現実主義的というか合理的というか、ちょっと思考が違うところですね。神の存在を考えるものではなく、ただただ苦悩を滅する方法を考えているところが特徴で、現代でも十分通じる思想になっています。 

 

 

実に幅広く名著を紹介している番組なので、今後は興味のあるものを録画しつつ観ていきたいですね。しかも、次回は『ペストの記憶』なんて時事的なものを扱ってるみたいなので、ぜひ見たいところです。

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