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医師の仕事を説明するときに使える英語表現

どんな仕事をしているか説明するのは自己紹介でも非常によく行われることだと思います。医師の勤務体制や勤務内容は結構独特なものが多いので説明が時折難しい時があります。

そこで、今回は臨床医の仕事を説明する上で役立ちそうな表現をYouTubeなどから拾い集めて再構成してみました!まずは代表的なフレーズ、続いてそれぞれ派生表現を見ていきたいと思います。

フレーズ集

I have over 10 years of experience as a doctor.
医師として10年以上の経験があります。

I work at a medium-sized hospital.
中規模の病院で働いています。

My aim in this profession has been to perform my duties smoothly and maintain good relationships with medical staff.
この仕事においての私の目的は業務をスムーズに行い、スタッフとの関係を良好に保つことです。

What doctors do is restore patients with acute illnesses to health and maintain the health of patients with chronic illnesses.
医師のすることは急性疾患の患者さんを健康な状態に戻し、慢性疾患の患者さんの健康を維持することです。

I have two appointments outside of the hospital today.
病院外で二件診察の予定があります。

How many patients have we got as inpatients? -32 inpatients.
入院患者は何人になっていますか?
-32人です。

We’ve got an emergency admission from overnight.
夜間帯から一人緊急入院がありました。

Today, I’m gonna be working a 12-hour shift as an outpatient family medicine doctor.
今日は12時間シフトで外来をみる家庭医として働く予定です。

I received a handover at 8:30 from a doctor on night duty.
夜間当直の医師から8時半に引き継ぎを受けました。

There are times when the workload is too much in medical fields because unexpected emergencies arise.
医療分野では予想外の緊急事態が発生するため、仕事量があまりに多すぎる時があります。

My duties include taking vital signs, administering injections, drawing blood, and writing a medical note.
私の業務はバイタルサインをとって、注射をし、採血をして、カルテを書くことです。

How long does it take to commute to the hospital?
-It takes 45 minutes.
-That’s a long commute.
病院への通勤はどれくらい遠いのですか?
-45分かかります。
-それは遠いですね。

単語・イディオムの詳細

experience

仕事を説明するのに「I am a doctor.」だけでは情報が少ないので、過去にどんなことをしてきたか説明する際、使いやすいのがexperienceです。

動詞、名詞とそれぞれあるため、表現したい内容に合わせて使うとよさそうです。

名詞形であれば年数など修飾語句を使って表現します。合わせて使う動詞としては例文のようにhaveを使う形がよく見られます。

I have extensive experience in the field of neurology.
私は脳神経内科の分野において幅広い経験があります。

経験の豊富さを示す形容詞としてはextensive, broad, wide-ranging, richなどがあります。

また、名詞形であればMy experienceを主語としても良いかもしれません。

My experience as a physician taught me the importance of patient-centered care.
内科医としての経験が患者を中心としたケアの重要性を教えてくれました。

動詞ではどのような経験をしたかが目的語に入ります。

I have experienced various challenging cases as a neurologist at a community hospital.
私は地域の病院で脳神経内科医として様々な難症例に取り組んできました。

I have experienced a lot of difficulty in treating patients.
私は患者を治療するのに様々な困難を経験してきています。

medium-sized(病院の規模・種類と勤務先)

病院の規模やその種類など勤務先について話すことがあると思います。
役立つ形容詞句についてまとめてみます。

まず、規模についてはmedium-sizedやmedium-scaleという表現で、「中規模の病院」というのを示すことができます。

大規模、小規模と言いたい場合はlarge-scale, small-scaleといった表現に変えることができます。

また病院の種類として大学病院、市中病院など経営母体による違いを言いたい時もあるかと思います。代表的な表現をまとめてみます。

community hospital 市中病院、地域の病院
municipal hospital 市立病院
university hospital 大学病院
public/government hospital 公立病院
private hospital 私立病院
general hospital 総合病院
specialty hospital 専門病院
maternity hospital 産科病院
pediatric/children’s hospital 小児病院

他にも施設、保健所、産業医などで働く場合もあるかもしれませんが、その場合は以下のような表現が使えそうです。

nursing home/nursing facility 介護施設
retirement home (ある程度自立した)老人ホーム
health (care) center 保健所
occupational physician 産業医
→occupational medicineが産業医学

restore(「治る」「治す」に関する表現)

これ以外にもrecovery, cure, heal, treatなど治療や回復に関係した表現はいくつかあります。以下の記事で別でまとめてみました。

【治す、治る】recover, cure, heal, get over, feel better, get well, treat【類義語から学ぶ英単語】

今回例文で使われていたrestoreは前置詞toを伴って「〜の状態に戻す」ということを表現することができます。

I was fully restored to health after two weeks in bed.
2週間ベッドで寝た後、完全に健康な状態に戻りました。

また純粋に「元に戻す」という意味なので健康以外にも使うことができます。以下の文はちょっと懐かしい話題になりますが、スペインで素人が絵画の修復をしたニュースで使われている文章です。

There is currently no law in Spain forbidding people from restoring artwork, even if they do so without the necessary skills.
Copy of Spanish Baroque painting botched by amateur restoration – BBC Newsより引用

こういった場合にもrestoreは使うことができます。

appointment(診察の予定に関する表現)

日本語でいう「診察」と同等の英単語ってなかなか難しいのではないかと思っています。「診察する」という言葉は「患者を病気かどうか調べるためにみる」と言うかなり特異的なシチュエーションを指して調べることを意味しますが、examine, see, check-upなどの単語が同じような意味で使われることはあるものの、医療の場面で特異的と言うわけではありません。

また、「診察」と言う名詞もmedical examination, medical check-upといった単語は使えますが、それぞれ調べること、フォローすることに重きを置くため意味が微妙に異なりますし、時間や予定として「診察があります」と言うときはappointmentの方が適切であるように思います。

日本語では一つの単語でだいたい使えてしまうけれど、英語では一つで代替できないと言うパターンはなかなか困りものですね。

英語で診察の予定がある、約束があると言った意味で使う場合はappointmentが使われます。歯科の予約であればdental appointment,医療の予約であることを強調する場合はmedical appointmentのように形容詞がつきます。

また特定の人を指す場合はwithを伴います。

I have an appointment with a patient who has ALS today.
私は今日ALSの患者さんの診察があります。

また診察ではなく往診についてはhouse callという単語が使われます。

In Japan, house calls are becoming more common due to the physical challenges elderly people face in visiting a clinic or hospital.
日本では高齢者の方が病院や医院を受診するのは大変なため、往診が普及しつつあります。

修理業者が訪問する場合も使われたりするようなのでDoctors house callだったり、文脈で判断したりされるようです。同様の表現にhome visit, home consultationなどなどあるようですが、いずれも家庭訪問を指すため、「医療の」と限定する必要がありそうです。そう考えると、「診」の字が入っているだけで医療を連想させる日本語は便利ですね。

inpatient/outpatient

入院患者はinpatients、外来患者はoutpatientsと呼ばれます。それだけでなく形容詞として入院中の治療などを述べる際にもinpatientという単語が使えます。例えば以下のような例があります。

inpatient rehabilitation 入院リハビリ
inpatient treatment 入院治療
inpatient care 入院ケア

例えば以下のような例文が挙げられます。

His insurance company is unwilling to pay for inpatient treatment.
保険会社は入院治療の料金を払うのをしぶった。

他にも入院という言葉を指す英単語にはadmission, hospitalizationがあります。admissionはまさに入院する行為そのものを指すため、例えば上記の文のような緊急入院 an emergency admissionといった単語で使われます。hospitalizationは入院している状態全体を指します。

He required hospitalization because he needed IV treatment.
彼は点滴治療が要るため入院が必要だった。

またoutpatientも同様に形容詞として使われます。

outpatient visits 外来診察
outpatient clinic クリニック(外来をみる)
outpatient care 外来でのケア
outpatient department 外来担当の部署
on an outpatient basis 外来で

最後のイディオムはCambridge dictionaryにも載っていたのですが、入院せずに「外来で」ということを示すときに使うようです。

A few were aborted on an outpatient basis and released on the day of the operation.(Cambridge dictionaryより)
中絶のうちいくつかは外来で行われ、手術日に帰された。

on duty

「勤務中」であることを指す一般的な単語ですが、適宜形容詞を付けることで日勤夜勤といった単語を表現できます。「当直」ってちょっと独特な概念なので表現しにくいところですが、on night dutyが最も近いのではないかと思います。

また、電話呼び出しでの待機という仕事も医師の場合は多々ありますが、on callというイディオムで表現されるようです。

I’m on call for the neurology department today.
私は今日脳神経内科の待機です。

また、夜勤ということであればnight shiftという言い方もできますね。

I’ll work the night shift this week.
今週は夜勤です。

take vital signs(医療の業務に関する表現)

「バイタルサインをとる」はtakeや場合によってはdo vital signsを使っている動画もありました。

日常的な医療行為の英語は他にも以下のような表現があります。

take/check/measure one’s blood pressure 血圧を測定する
なんというか例文等みていくと大体takeを使っておけば良いという感じはありますね。どちらかというと医学系のきちんとした記事ではmeasureが使われているようです。なお、血圧計は正式にはsphygmomanometerですが、blood pressure monitorくらいの方が一般的な感じのようです。

sphygmo-はギリシャ語でpulseを意味する言葉のようですが、一般的にもあまり聞き馴染みがないのでしょうね。

take/check/measure one’s (body) temperature 体温を測る
これもtakeが使えます。なお体温計はthermometer。一般的な温度計も含めた単語なので、文脈判断となりそうです。

draw blood/collect blood 採血する
水などをひく、という意味でのdrawが使われます。

commute

定期的にバスや電車、車などで通うこと、つまり通勤・通学を指します。commute from A to Bもしくはcommute between A and Bという形で場所を示すことができます。また他動詞として「長い距離を通勤する」などといった表現もとることができます。

I commute from home to a municipal hospital in a nearby prefecture by car.
私は近隣の県の市民病院に車で通勤しています。

It is inefficient to commute a long distance every day.
毎日長い距離を通勤するのは非効率的だ。

またcommuteは名詞形も存在するので、通勤に関して聞く以下のような表現も可能です。

How far is your commute to the hospital?
病院までの通勤はどのくらいの距離があるのですか?

My commute is around 40 minutes on average.
通勤は大体平均して40分くらいです。

また派生語としてcommuter(通勤者)という単語もあります。

Trains in Tokyo are always packed with commuters.
東京の電車はいつも通勤客でいっぱいである。

さらに定期券という単語もここから派生してcommuter pass, commuter ticketと表現されることがあります。

まとめ

というわけで医師の仕事について話す上で必要の高そうな語句・表現に絞って勉強してみました。

細々とした点ではまだまだ難しい表現もたくさんありそうですが、簡単に日常業務と状況について話すには十分かもしれません。

日本語での独特な業界用語と異なる点も多いですが、またこれから実際に出くわす表現なども含めて増やしていければと思います。

参考とした動画・サイト・書籍

Top 20 Doctor Interview Questions and Answers for 2023 – YouTube
医師向けのjob interview模範解答例を描いた動画。綺麗事の英文の嵐です笑

Day In The Life Of A Doctor | My FIRST Hospital Vlog! – YouTube
アメリカでfamily medicineをやっている医師のチャンネル。色々企画もやったりしているようです。普段の仕事のVlogですが、テンション高くて日本でやったら間違いなく叩かれそうですね・・・。こういう動画で海外の様子を垣間見るのも面白いです。

Day in the Life: Heart Surgeon – YouTube
アメリカの病院公式チャンネルでのちょっとお堅めな感じで心臓外科医の紹介。

Day in the Life of a Japanese Doctor – YouTube
日本のカルチャーを紹介するチャンネルから、徳島県の医師の仕事を追った動画です。日本の日常に即した場面で英語で説明された動画を見ていくのは結構勉強になります。

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