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初めてニーチェを読む人にお勧めの本紹介

何のために生きるのか、と聞かれると「意味なんてないよ」と斜に構えた答えをする人がいると思いますが、それを徹底しきった思想家がフリードリヒ・ニーチェです。

 

「神は死んだ!」とか「事実というものは存在しない。 存在するのは解釈だけである。」とかセンセーショナルな名言がたくさん残っているのもニーチェの特徴です。

 

ただ、名言というものを切り取ってみるだけでは全くもって中身が見えてきません。中身ものぞいてみると実際現代となっても、とてつもなく魅力的で面白い考え方がそこにはあります。原著も含めてぜひ読んでみることをお勧めします。

 

目次:

 

 1、西研著『NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ』

NHKの「100分de名著」は古典〜近代のやや難しい名著を100分の番組でうまく解説して紹介する番組です。とっつきにくい名著もイメージアニメを用いながら、わかりやすく伝えてくれます。

 

番組自体もオススメですが、番組を見なくてもテキストだけでも十分に勉強できます。なかでもテキストより文量も多めなこの”ブックス”は入門書として役立ちます。

 

ニーチェにおいては著作の中で人気も高い『ツァラトゥストラかく語りかき』を紹介しています。

 

ツァラトゥストラは面白い作品で、聖書に対抗して新しい価値観を打ち立てるために作られた、という大層なシロモノです。真の教えに気づいたツァラトゥストラ(≒ニーチェ)が人々に思想を広める物語となっています。

 

そのため、ツァラトゥストラを中心に読んでいくことでニーチェの持つ価値観を学んでいくことができます。また、ニーチェの人生についても最初にざっと触れられており、思想の背景も同時に学ぶことができます。

 

1冊目としてオススメです。

 

2、石川輝吉著『ニーチェはこう考えた』

ニーチェはこう考えた (ちくまプリマー新書)

ニーチェはこう考えた (ちくまプリマー新書)

  • 作者:石川輝吉
  • 発売日: 2019/01/18
  • メディア: Kindle版
 

ニーチェも19世紀の人なので現代と時代背景にギャップがあるわけですが、それを埋めて現代人と近い距離で伝えてくれるのがこの本です。

 

オーソドックスにニーチェの人生から始まり、ルサンチマン→ニヒリズム→永遠回帰→力への意志と考えを辿っていきます。

 

とにかく分かりやすく共感しやすい文章で進めてくれつつも、ニーチェの原著が適宜紹介されており、哲学書を読んだことない人でもお勧めできます。こちらが1冊目でもいいかもしれません。

 

3、竹田青嗣著『ニーチェ入門』

ニーチェ入門 (ちくま新書)

ニーチェ入門 (ちくま新書)

  • 作者:竹田 青嗣
  • 発売日: 1994/09/01
  • メディア: 新書
 

竹田青嗣先生の本はどれも論理がきちんとしており、かつ言葉が明快です。哲学者の著作における記載があいまいな場合や分かりにくい場合は「これは著者の書き方が悪いです」とばっさり切ってくれた上で、解説してくれるのも有難いところ。ニーチェの思想を幅広く様々な解釈も含めて捉えているので、大まかな流れを上記の本でつかんだあとにお勧めしたいです。

 

竹田先生の本は『現象学は<思考の原理>である』『ハイデガー入門』など読んだので3冊目になるんですが、これらの現象学や実存主義の話にもニーチェは絡んでくるので、それらの著作の前にこちらを読むことを推奨します。

 

4、フリードリヒ・ニーチェ著『ツァラトゥストラかく語りき』

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

  • 作者:フリードリヒ・ニーチェ
  • 発売日: 2015/09/18
  • メディア: Kindle版
 

ニーチェによる原著ですが、上で書いたように物語のような形式をとっており、詩のようなリズムもあるため、古い本でありながら読みやすいです。前提知識なしで読むと、「一体なにを言っているんだこいつ(ツァラトゥストラ)」となるので、1冊は上の本を読んでから読むのが良いと思います。翻訳版は多数ありますが、上下セットになっていたのでこれにしました。

 

ちょっと男女差別じゃないか、とかちょっと野蛮じゃないか、と思うところもありますが、ニーチェの思想を直接感じ取るには面白い本です。この本の第一部は失恋の後に着想を得て、たったの10日間で書き上げたと言われており、正直言ってちょっと引きます(笑)ニーチェの天才さを感じるエピソードです。

 

 

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当ブログでのニーチェ自体の紹介記事

ニーチェの思想についての紹介記事はこちら。

medibook.hatenablog.com

 

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