Judea Pearlの入門統計学的因果推論を読んでみよう①
興味があってJudea Pearlの『入門統計学的因果推論』を昨年から読んでいるのですが、読んでいるだけだとイマイチ頭に入らないので、読んだ内容を大まかにまとめてみたいと思います。 リンク どこかで専門的に学んでいるわけ...
興味があってJudea Pearlの『入門統計学的因果推論』を昨年から読んでいるのですが、読んでいるだけだとイマイチ頭に入らないので、読んだ内容を大まかにまとめてみたいと思います。 リンク どこかで専門的に学んでいるわけ...
「弱める」「衰弱させる」といった意味で用いられるimpair/ debilitate/ weaken/attenuateについてまとめていこうと思います。 目次: 単語の意味と共起表現 医学論文を含めた用例 単語の意味と...
専門医試験も無事終わりましたので、ぼちぼちと英語の勉強をまた始めてます。まとまって学ぶところがあれば、たまに記事書いて勉強の糧としようと思います。 今回は「通常は、普通は」の意味で使われる副詞たちです。 目次: 論文やア...
明後日は脳神経内科専門医試験です。 日常診療ではさほど意識しないのに問われがちなのは遺伝性疾患とその異常遺伝子、遺伝形式のあたりかと思いますが、非常に覚わりにくいですね。直前に見直しておきたいので頻出のものをざっとまとめ...
抄読会で読んだ論文の紹介をしつつ、心房細動スクリーニング関連の話を少し書いてみます。 心房細動の検出と脳梗塞予防 心原性脳塞栓症の予防といえば心房細動の検出→抗凝固ですが、心房細動を検出したところでハードエンドポイント(...
こちらの記事に書くのをしばらく忘れていましたが、Youtubeの動画を更新しました。 youtu.be 今回のテーマは『標準誤差』。 名前が標準偏差と似ていて本当に紛らわしいし、意味も初めのうちわかりづらいのですが、論文...
いつの間にか年末の間に脳梗塞の再発予防に対するプラスグレルの効能追加が発表されていました。 記憶を辿ってみると2年前にプラスグレルの試験に関する論文(PRASTRO-Ⅰ)を抄読会で読んだ気がするのですが、確か非劣性も示せ...
今年もまた一年が終わろうとしていますね。 結構昔だと感じたことも実はこの1年以内に始めたことが多かったですね。Youtubeを始めたのも今年ですし、twitterを始めたのも今年ですし。頑張って英文のCase repor...
手の筋肉と神経支配と同様に足についても、出来るだけ簡素に原則と例外を覚える形でまとめてみようと思います。股間節まで含めるとまとめにくいので膝関節以遠について考えてみます。 手の筋肉と神経に関する前回記事はこちら↓ 手の筋...
引き続いて神経内科専門医試験に出がちな手の筋肉と神経支配について、できるだけ簡単に覚えてみようと思います。 ある程度知っていると上肢の脱力をきたす疾患において原因となる部位が末梢神経なのか脊髄なのか、あるいはどの神経・レ...
最近は専門医試験の勉強をやっと少しずつやっています。専門医試験では脳幹部の特殊な梗塞が問われることがしばしばあり、ここで問題になってくるのが脳幹部の神経解剖です。 「そんなものくらい神経内科医なら当然知っているでしょ」と...
さて、統計検定で勉強した名残を少し記事にしていこうかと思います。 統計検定でも時折問われることがあるのが、正規分布のk次モーメントです。 のとき、\(E[(X-\mu)^3], E[(X-\mu)^4]\)がどうなるかと...
さて、この記事ではResults〜Discussionに書かれている内容を中心に、みる点を整理していきたいと思います。 目次: フォレストプロットの見方と結果の一貫性 感度分析をしているか 感度分析とサブグループ解析の違...
さて、昨日は統計検定1級の試験日でした。Twitterでワイワイやるのは楽しかったですが、久々に頭を使って疲れました。 来年に向けて試験の内容と感想を書いておきます。 試験の内容 問題用紙は持ち帰れますし、じきに公式ペー...
youtu.be YouTube更新しました。 前回の動画でわずかに触れた「多重検定」の話をちょっとだけ掘り下げました。 予告の内容とは異なってます(汗 仮説検定において ・無計画に後付けで検定を繰り返す ・仮説検定をし...
久しぶりに問題解きましたので記事追加します。 条件付き期待値・分散の問題を解きたかったのでやってみました。 (1)から。全分散の公式の共分散バージョンといった感じですね。 を示す問題です。 条件付き期待値の変形を多用する...
今回はMethods~Resultsにかけて、risk of bias(バイアスリスク)を中心にみていきます。 前回までの記事はこちら 実臨床に役立てるメタアナリシスの読み方① システマティックレビューとメタアナリシ...
今回もMethods~Resultsの一部にまたがって説明していきます。 前回の記事はこちら 実臨床に役立てるメタアナリシスの読み方① システマティックレビューとメタアナリシスの違い『なぜメタアナリシスのみはダメなの...
今回は“統計学的に有意“とは何かを説明するのに必須な仮説検定とP値の話をまとめました。 最初医療統計の本を読み始めたときに、特に理解しにくい部分だったように思います。ただ、これを理解していないと、大部分の論文で何をやって...
引き続きMethodsの読み方について考えていきます。 ここでは「臨床的疑問に対する直接的な研究か」「複数名のレビュアーで文献が選択されているか」の2点について考えていきます。 前回までの記事はこちら 実臨床に役立てるメ...
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