今回の問題はポアソン分布における尤度比検定・ワルド検定・スコア検定の問題ですね。これも基本に沿ってやれば問題なくできます。
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まずは尤度比検定ですが、その前にλの最尤推定量を求めましょう。
対数尤度関数は
となるのでλで微分して
これを=0として変形すれば最尤推定量が求まります。
標本平均と等しくなることが分かりました。
では尤度比検定の式を見てみると
あとは−2をかけて対数をとると、カイ二乗分布に従うため
となります。
続いてワルド検定。まずフィッシャー情報量を求めていきます。
パラメータで2回微分すると
負の期待値を取ると、1個のフィッシャー情報量となりますがE[X]=λなので
となります。
よって、ワルド検定の式は
二乗すると解答と同様にカイ二乗分布に従う形となります。
最後にスコア検定。
スコア関数は対数尤度関数をパラメータで微分すれば良いので
となります。
スコア検定を示す式は
なので、代入して
となります。これも二乗すると解答と同様の形になります。
(*2021.04.25追記:途中の式にミスがあったので修正しました)
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