ミシェル・フーコーの『臨床医学の誕生』を読んでみた①
久々に哲学者の本を読みつつ紹介してみます。 今回はもともと医師であったという点で何となく親近感の沸きやすい(?)ミシェル・フーコーを取り上げてみたいと思います。 以前に書いたニーチェと同様に「既存の価値観に疑って...
久々に哲学者の本を読みつつ紹介してみます。 今回はもともと医師であったという点で何となく親近感の沸きやすい(?)ミシェル・フーコーを取り上げてみたいと思います。 以前に書いたニーチェと同様に「既存の価値観に疑って...
今回はようやくタイトル回収となる、存在と時間性についてみていきます。 前回までは現存在の全てを本来的な生き方で考えるには、死への不安を受け入れ、先駆的覚悟性が必要である、という話まで見ました。それはどういう条件があれ...
久しく離れていましたが、そろそろとりあえず読み終えていきたいハイデガーの話をまた書いていきます。 前回までは現存在について重要な部分を成す気遣いと内存在が「気分」「了解」「語り」で構成され、さらにそれが本来的なものと...
ハイデガーの『存在と時間』について、内容をさらに進めていきます。今回は本来的/非本来的存在・頽落についてとそれを構成する気分・了解・語りについてです。 目次: 内存在の構成を詳しくみていく 「気分・了解・語り」とは ...
前回までは、事物の存在について書いてきたので、続いては自分以外の人の存在についての話を書いていきます。 前回までの記事はこちら medibook.hatenablog.com medibook.hatenablo...
前回は事物の存在が、ざっくり言えば、周囲のものとの関係性と自分のその都度の扱い方の中でつくられる話を書きました。距離だとか場所を表す空間の認識について、同様の捉え方ができることについて書いていきます。 前回記事はこち...
前回記事に引き続いて『存在と時間』を紹介していきたいと思います。 medibook.hatenablog.com 「存在を明らかにするためには、まず現存在(=個々の人間)について分析をする」という流れに基づいて、...
久しぶりに哲学の話を書きます。あくまで素人視点です。 前回ニーチェの話を書いてからというもの、ほぼ同時代人であるマルティン・ハイデガーの本と入門書をゆっくり読んでいたわけですが、これがまた難しすぎて記事を書く気になり...
今回は永遠回帰の思想から導かれるニーチェなりの生きる意味について、述べていきます。今回でニーチェは最後です。 前回までの記事はこちら 【生きる目的が分からなくなってしまった人へ】フリードリヒ・ニーチェの思想④ ...
前回はニーチェの思想の根本はルサンチマンという解釈から始まり、その結果がニヒリズムに至ることを説明しました。ここからそれを打破するための永遠回帰の思想について説明していきます。 前回までの記事はこちら 【生きる目的が...
前回まででニーチェの人生まで紹介しました。今回からついにニーチェの思想に入っていきます。 前回までの記事はこちら 【生きる目的が分からなくなってしまった人へ】フリードリヒ・ニーチェの思想② – 脳内ライ...
今回の記事ではニーチェの思想にとって大事な、どんな人であったかを振り返ってみます。 前回記事はこちら 【生きる目的が分からなくなってしまった人へ】フリードリヒ・ニーチェの思想① – 脳内ライブラリアン ...
「神は死んだ!」に代表されるセンセーショナルな言葉で、今なお影響を与え続ける19世紀の哲学者、ニーチェ。今回からはニーチェを紹介しようと思います。 ニーチェはその刺激の強さゆえに、というところがあるかもしれませんが、...
現象学の方法論と現象学が生まれるまでの流れを今までにみてきました。今回はその応用方法を一度考えてみようと思います。 前回までの記事はこちら 【意見対立の解消に役立つ】エドムント・フッサールと現象学② – ...
前回記事では現象学の中心となる思考スタイルである「現象学的還元」について紹介しました。 【意見対立の解消に役立つ】エドムント・フッサールと現象学① – 脳内ライブラリアン 今回はその提唱者であるエドムン...
内容が難しすぎて、本を読んでから書き始めるのに時間がかかりましたが、哲学の話のまとめをまたやってみようと思います。 かなり現代に近づきますが、今回は「現象学」についてです。 「現象学」ってなんやねん、とまず思った...
J.S.ミルが「自由」を重視し続けた理由の続きと他者危害原則とはどこまでを危害と捉えるべきなのかについて書きます。 前回記事はこちら J.S.ミルと自由について① – 脳内ライブラリアン J.S.ミルと...
J.S.ミルが『自由論』で最も主張したかった他者危害原則について、まず簡単に触れて書いていきます。功利主義と自由の重要性の関連について少し書きます。 前回記事はこちら J.S.ミルと自由について① – ...
J.S.ミルが自由をなぜ重視したのか、その根底にある「功利主義」について書きます。 前回記事はこちら J.S.ミルと自由について① – 脳内ライブラリアン J.S.ミルと自由について② – 脳...
前回に引き続き、ミルの人物像について書いていきます。今回は父親と同様にミルにとって大きな存在である、ハリエット・テーラーについてです。 前回記事はこちら J.S.ミルと自由について① – 脳内ライブラリア...
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